スゴ腕経営者と呼ばれる、社長の抱えていたものとは  ( Kさん )

 

 たたき上げでここまでのものを築きあげ、経営も上昇の一途、マスコミでも有名で力も

 ある。夫婦仲もいい。皆の憧れる姿の中にも、あったものは・・・・。
 

  * ご本人の了承を得て、掲載させて頂いています。


 どんなことも一人で乗り越え、誰の手も借りるものかと、ここまでやってきたプライドも自

 信もあり、カウンセラーなど、うさんくさいもんに用などない。


 正直、最初こんな小娘に、何ができるのかと思い、散々小ばかにしたようなこと言いまし

 た。  それが何も言わず、聞いているだけが、まっすぐ見つめたままで切られた一言の

 啖呵・・・。

 

 

 「一流の経営者さんでしたら、倒産する会社は一目で分りますよね。それと同じで、私も

 相手の意識の状態をみれば、その人に何が起こるかが分るんです」

 

 なんやわからん気迫が妙に響く。突っ込んで話をしていくと、経営も分ってないような奴

 が、やった人間しか分らんことを切り込んで話してくる。何故そんなことが分るのか、話

 せるのかが見てみたくなったのが、今日に至るきっかけです。

 
 それから話をするようになっても、本心など、やはり話すことはなく、ボロがでてこないか

 探っていました。ギャフンと言わしてやる、そんなこと考えてたんですな。


 それを、探りを入れてる言葉には耳もかさず、まるで本心でも聴いて話してるのかと思う

 ようなこと返してくる。そんなやり取りを繰り返すうちに眠れるようになって・・・もう長い間、

 不眠症やったんです。


 なんの具体的な話をするわけでもない会話。その中で的にあててくる。ときには、自分の

 考えとは違うことを言われた瞬間に、「なにぃ!」と思うこともありましたが、人為的な不快

 さがないので、自然と肩の力が抜けてたのかもしれません。

 

 実は、昨年倒れ、救急車で運ばれて「パニック障害」という診断も受けてます。

 
 経営の世界は甘いもんやない。気を抜くことが、できないんですな。

 
 自力でという思いが強かったので、口ではなんとでも言えてても、ほんとうに「縁」というも

 のの深さを改めて感じました。

 

 この「縁」がなかったら、病院のお世話になることはあっても、今もってカウンセリングを

 受けることは、なかったと思います。


 儀礼的に礼を言うのは、なんともないことなのに、今、言葉にしようとすると戸惑います。

 自分自身とつながっていることに、まだ不慣れなんでしょうな。

 

 イルカ、気長に頼みます。 ← この方は私のことを「イルカ」と呼ばれるのですよ。

                    私は、かなづち(泳げない)です(笑)